効果的な「黒ずみ」対策

福岡県水道修理隊

トイレで多く見られる黒ずみについて

トイレでタンクや便器の水たまりの上部にリングのような「黒ずみ」ができていたということをよく見かけます。その「黒ずみ」の原因が黒カビだといわれています。密室で湿度が高いトイレの内側は雑菌が繁殖しやすく、翌日には、あっという間に増えていくことがあります。このカビが表面化したものが「黒ずみ」の原因です。また、この「黒ずみ」は「水垢」や「尿石」汚れがあると増殖を促す原因となってしまって汚れが落ちにくくなる原因となります。その「黒ずみ」の効果的な落とし方は、軽度の「黒ずみ」であればトイレ用洗剤を吹きかけてしばらく放置してブラシでこするだけで簡単に落とせます。

水垢の汚れについてですが、水垢の原因がトイレタンク部分を中心に蓋や便座などで白っぽくなった水垢の正体が水道水に含まれているミネラルが乾いて固まったものです。 人体に悪影響がありませんが白いウロコのようにこびりついてしまうので衛生面で見栄えが良くないでしょう。また、細菌や尿石と相まったら、より頑固な汚れになるともいわれています。その水垢の汚れを効果的に落とす方法としては、アルカリ性の汚れである「水垢」は、酸性の洗剤で落とすのが効果的に排除できます。酸性の洗剤を振りかけ、ブラシでこすると取れやすくなります。また、タンク部分の汚れには、「クレンザー」を使う方法もあります。クレンザーとは、研磨剤の入った洗剤の一種で一般的に鍋などを落とす効果があり薬局で低価格で販売されています。シンク周りの水垢を落とすのに効果がある洗剤で特価だと100円で市販されていることも見かけます。また、クレンザーにはクリーム状のものと粉末状のものがありますが粉末状のもののほうが研磨剤成分が多く含まれていますので効果的です。

トイレで多くみられる汚れの成分

トイレで多く見られる汚れの成分は、尿石や水垢、便器の内側に付着した汚れなどです。尿石は尿に含まれるカルシウムやマグネシウムなどの成分が水と反応してできるもので、黄色や茶色などの色があります。水垢は水に含まれるカルシウムやマグネシウムなどの成分が残留してできるもので、白っぽく見えます。便器の内側に付着した汚れは、便器に付着した便や汚れ、洗剤の成分、水垢、カビなどが混ざり合ってできるもので、黒ずんだり、茶色くなったりします。これらの汚れは、定期的な清掃で取り除くことが大切です。

トイレの黒ずみを除去する方法
トイレの黒ずみを除去するためには、以下の方法を試してみることが有効です。
・漂白剤を使用する: 漂白剤をトイレの黒ずんだ箇所に塗布し、しばらく放置します。その後、トイレブラシなどでこすり洗いし、水で洗い流します。漂白剤に含まれる塩素の漂白作用により、黒ずみを薄くすることができます。
・酸性洗剤を使用する: 酸性洗剤(トイレ専用洗剤やクエン酸など)を使って黒ずみを落とす方法もあります。酸性洗剤を黒ずんだ箇所に塗布し、しばらく放置した後、ブラシやスポンジでこすり洗いします。酸性洗剤はカビや汚れを分解し、除去する効果があります。
・重曹を使用する: 重曹は自然な洗浄剤として知られており、トイレの黒ずみにも効果的です。重曹を湿らせた布やスポンジに塗布し、黒ずみのある箇所をこすります。その後、水で洗い流します。重曹には除菌・消臭効果もあります。
・頑固な黒ずみの場合は専用クリーナーを使用する: 上記の方法でも黒ずみが完全に落ちない場合は、トイレ専用の漂白剤や洗浄剤を使用することをおすすめします。市販のトイレクリーナーを選び、指示に従って使用します。

ただし、黒ずみの原因がカビや真菌の繁殖によるものである場合は、除去だけでなくカビ対策も行う必要があります。カビ対策としては、換気を十分に行い、湿気を抑えるためにドアを開けたり除湿機を使用したりすることが重要です。
また、トイレ掃除の際には適切な手袋と換気を行い、使用する洗剤の取り扱いに注意してください。



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